2023年2月現在14歳の卓球選手、張本美和さん。
張本美和さんは2歳から卓球を始め10歳でU13を果たし、同年に台北ゴールデンジュニアオープンでU18ベスト8に入ったことで一躍注目を集めました。
そんな張本美和さんの兄は、2020年東京オリンピック卓球男子団体で銅メダルを獲得した張本智和さんです。
2人の子供をこれほどの卓球選手に育てられたご両親は元中国の卓球選手なんですよ!
と言うことは、張本美和さんも中国国籍なのでしょうか?
そこでこの記事では【張本美和の国籍は中国?兄は智和で両親(父・母)も元卓球選手!】として、張本美和さんの国籍についてや、ご家族(兄・両親)についてリサーチしてみましょう。
張本美和の国籍
張本美和の家族(兄・父親・母親)
張本美和の国籍は中国?
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張本美和さんの国籍は日本です。
2014年に、父親と兄の智和さんと共に帰化しています。
帰化とは、国籍を有しない外国人が国籍の取得を申請して、その外国人に対して新たに国籍を認めること
父親が帰化した理由
張本美和さん及び、父親が日本に帰化した理由は兄の智和さんに関係していました。
日本の国籍法によると、『出生の時に父または母が日本国籍であれば、その子供は日本国籍を取得する』と定められています。
ですが、中国人である張本美和さんの父親と母親は中国籍でしたので、その子供である智和さんや美和さんも日本籍にはなりません。
ここで問題となったのは大会の参加条件のようです。
小学4年生から「全日本選手権一般の部」に出場資格があるのですが、日本国籍であることが条件です。
兄の智和さんが『生まれ育った日本の代表として世界の舞台に立ちたい』との意思を表したことから、父親はその思いを尊重し帰化を決めたようですね。
美和さんは6歳・兄の智和さんは11歳の時に日本国籍を取得し、日本代表として活躍する現在に至ります。
母親が帰化しない理由
このように、父親と美和さん・智和さんは2014年に帰化されましたが、母親は帰化していないようです。
その理由については言及されていませんので憶測になりますが、将来的に故郷の中国へ帰る可能性がある場合は、夫婦どちらかが中国籍を持ったままの方がやりやすいのではないでしょうか。
張本美和の家族(兄・父親・母親)
張本美和さんの家族構成は父の宇(ゆう)さんと母の凌(りん)さん、兄の智和さんですね。
卓球一家で知られる張本美和さんのご家族をご紹介します。
兄・智和
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美和さんの5歳年上の兄は、『チョレイ』の掛け声でお馴染みの張本智和さんです。
前述した通り2014年に日本籍を取得し、卓球男子日本代表として活躍中です。
張本智和さんは2歳から卓球を始めたそうですが、決して親から強要されたものではありませんでした。
実家で「張本卓球場」を経営する両親のもとに生まれ、幼い頃から両親と共に練習場へ行く中で、自然に親しんできたようです。
幼い頃は、卓球教室に通う子供の送迎に来た保護者たちが、両親に代わって智和さんの面倒を見てくれることもあったそうですよ。
徐々に床に転がる球を集めるなどして卓球と馴染んできた光景が浮かびますが、これは5歳年下の美和さんも同じかもしれませんね。
また小学1年から学習塾へ行き、並行して英語教室にも通うなど勉強面もハードだったようですが、こちらも自らの意思で行かれたそうです。
両親が中国人と言うことで家では中国語で会話をし、学校から親宛に配られたプリントを智和さんや美和さんが翻訳して伝えることもあったということです。
同じ卓球の世界で切磋琢磨する兄妹ですが、写真の通り仲も良さそうですね。
オリンピックでメダル獲得の実績もある兄・智和さんの存在は、美和さんにとっても心強い存在なのではないでしょうか。
父・宇
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張本美和さんの父・宇さんは中国・四川省出身の元卓球選手で、1990年代に現役を引退されました。
引退後は中国や大阪で子供達の指導にあたり、その後仙台ジュニアクラブのコーチとして招かれ1998年に宮城県仙台市に拠点を移しました。
馴染みのない土地で家族を持ち子供を育てると言うことは不安があったと想像されますが、異国の地となると困難な事もあったと思われます。
ですが、父・宇さんの経営する卓球上には多くの子供が集まり、その親御さん達が幼い智和さんの子守を買って出てくれるなど、地域から父・宇さんや母・凌さんが受け入れられていた証拠ですよね。
子供の意見を尊重し、最大限の応援をされてきたことは父・宇さんが2014年に智和さんや美和さんと帰化した事でも伝わります。
父・宇さんは卓球教室で子供達に卓球を教えつつ遠征に同行するなど、精力的にバックアップされています。
母・凌
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母・凌さんも中国・四川省出身の元卓球選手です。
しかも父・宇さんによると、母・凌さんはオリンピック出場はかなわなかったものの、世界選手権に出場するなどエリート選手だったそうですよ。
そんなご両親ならさぞ凄い英才教育だったのかと思えば、母・凌さんはむしろ、智和さんや美和さんに卓球で生きて行かなくても良いと思っているのだそうです。
むしろ『いつかは選手でなくなる』そのためにも、文武両道を貫く姿勢を教え続けてきたようですよ。
母・凌さんは、智和さんや美和さんの卓球の戦果にほとんど一喜一憂せず、卓球を教えたのも小学校低学年までで、後は父親の宇さんに任せているとのこと。
そう聞くと、冷静過ぎるように感じますが、わが子にプレッシャーをかけてしまう親の姿や、スパルタ指導でつぶれる子供達を中国でも日本でもたくさん見てきた凌さんの優しさかもしれませんね。
まとめ
今回は【張本美和の国籍は中国?兄は智和で両親(父・母)も元卓球選手!】としてご紹介しました。
張本美和さんは2014年に、父親の宇さんと兄の智和さんと共に日本国籍を取得しています。
また、ご両親も中国四川省出身の元卓球選手だったこともあり、張本美和さんが兄の智和さんと共にオリンピックで活躍する日も近いかもしれませんね。
今後の活躍も応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。