三田西陵高校の東尾凛さんが話題になっています。
東尾凛さんは全国的にも珍しい女子の主将として、2022年夏の高校野球甲子園大会の入場行進先導役を務めます!
全国から厳しい予選を勝ち上り甲子園に集まったチームの入場行進は、毎年注目されますよね。
そんな選手達の先頭を入場してくる先導役とは、一体どのように決まるのでしょうか?
また、東尾凛さんが女性の主将として初めて先導役に選ばれた理由も気になります。
そこで今回は『高校野球(甲子園)入場行進の先導役決め方!東尾凛が選ばれた理由は?』としてリサーチします。
・高校野球入場行進の先導役決め方について
・東尾凛が選ばれた理由について
・東尾凛について
高校野球(甲子園)入場行進の先導役の決め方は?
高校野球(甲子園)の入場行進先導役の決め方が気になり調べたところ、特に規定と思われるものは見つかりませんでした。
ですが先導役は毎年、県予選で敗退しているいずれかの学校の野球部主将が務めているようです。
では、どの学校にするかはどのように決まるのでしょうか?
過去の先導役を調べたところ、どうやらその年にちなんだ学校や選手が選ばれているようです。
名護高校・山下明弘主将
1997年の先導役は、名護高校の山下明弘主将でした。
1997年は沖縄の本土返還45年目にあたり、本土返還が話題になった年だったと思われます。
そして、その沖縄本土返還のあった1972年夏の選抜大会に沖縄代表として出場していたのが名護高校だったようです。
そのような関係で、1997年の入場行進先導役には名護高校の主将が選ばれていました。
慶応高校・宮田皓主将
2015年の先導役は、慶応高校の宮田皓主将でした。
2015年は100年を迎えた夏の甲子園節目の年で、原点を振り返る機会の多い年だったと思われます。
そして甲子園で入場行進が始まったのは1917年の第3回大会からで、その記念すべき初の入場行進を先頭で入場したのが第2回大会の優勝校、慶応高校だったそうです。
当時はまだ”先導役”という人員はなく、前年度の優勝校が先頭で入場していたようですね。
そのような関係で、1997年の入場行進先導役には慶応高校の主将が選ばれていました。
このように、公になっている規定はないものの、高校野球(甲子園)の入場行進先導役は、その年にちなんだ学校が選ばれ、その学校の主将が先導役を受けていることが多いことがわかりました。
東尾凛が先導役に選ばれた理由は何?
そこで、2022年の今大会の入場行進先導役に東尾凛さんが選ばれた理由ですが、このように発表されています。
入部当初からコロナ禍に悩まされた今の3年生のうち、縁の下でチームを支えた部員らを代表して選ばれた。 引用元:yahooニュース
主催者は「入部以来、困難な環境にあった3年生の中でも、スポットライトの当たる機会がない部員らに活躍の場を用意したかった」 引用元:Yahooニュース
確かに、今の3年生たちは入部当初からコロナ禍に悩まされ続けた学年ですね。
そして、三田西陵高校の主将を務める東尾凛さんですが、実は日本高校野球連盟の規定では、女子選手の公式戦出場は認められていないのです。
練習試合では捕手として素晴らしいプレーを見せるも、規定により公式戦には出場できません。
そうでありながらも仲間を鼓舞し、コロナ禍で全体練習が制限された時にも「自分ができることをやっておくように」と声をかけ、自身も自主練習を続けたそうです。
2022年の高校野球入場行進先導役に選ばれた東尾凛さんは、コロナ禍に悩まされ続けた学年の中で、主催者の『スポットライトの当たる機会がない部員』に、ある意味一番当てはまっていた選手として白羽の矢が当たったのではないでしょうか。
東尾凛について・ネット上の声も!
そんな東尾凛さんは、元プロ野球選手の東尾修さんを親戚に持ち、兄の影響で小学2年生で兵庫県三田市の少年野球クラブに入団し、中学でも軟式野球部に所属していた野球少女です。
球速130km、遠投85m送球強肩・東尾 凛(三田西陵3年)最も注目!
丹波全国高校女硬連合、
ぜひ出てほしいね。
東尾修(元西武ピッチャー71歳、箕島)の親戚。大学、企業チーム、クラブチームなどオファー争奪戦が間違いありません。#女子硬式野球部#女子野球部#女子野球 #女子硬式野球 pic.twitter.com/UN4urQfsZb— スポーツ応援55 (@1204_55) June 25, 2022
三田西陵高ではマネジャー志望だったとのことですが、実力を知る他校の監督から、「すごい選手が入りましたね」と聞いた上野敏史監督の誘いもあり、選手として入部したと言うのですから、いかに東尾凛さんの野球の実力がスゴイかが伺えますよね。
#ニュースzero #東尾凛 キャプテン#高野連 にルール改正してほしいわ
明らかに一部の『ヘナチョコ』男子選手
よりゴロの処理もより上手い
ショーバンの処理
変化球はよりキレキレ
打撃センスがある #女子高校生 選手に
プレーできるチャンスを与えてほしい硬球が危ない❓男子も同じやし pic.twitter.com/pZ04gqWo68
— 🍷日本 🍔NY 時々 españa🇪🇸 (@ZooTurkey) July 16, 2022
東尾凛さんは、新チームができた昨年の夏、部員たちに「女子だからというのを超越して、こいつしかおらへんやん」と主将に選ばれました。
東尾凛さんは公式戦に出場することはできない為、兵庫大会の試合中は「ボールガール」になって選手達と甲子園を目指してきたそうですよ。
残念ながらチームは敗退してしまいましたが、チームメイトの分も甲子園の土を踏みしめて行進されると思います。
また、東尾凛さんの入場行進先導役について、ネット上には多くの声があがっています。
三田西陵高校元主将
東尾凛さん
おめでとうございます💓
憧れの甲子園の舞台に先日、公式戦に出られないながらもものすごく頑張ってる姿を観て
ちょっと切なくなりましたけど
こんな形でも夢を実現出来て本当に良かったです👏👏ワイプの翔くんも
めちゃめちゃ嬉しそうでしたね— 🌸櫻光✨(再出発) (@sakurahikari915) August 1, 2022
高校野球、先導役が東尾凛さんとのことですが、本当に嬉しくもあり、何故選手として出られないのか悲しいですにゃ。
部員が足りないとかの理由でいたなら、ともかく、選手としてレベルが高くて実力でスタメンで男子と遜色がない。
捕手で3番で主将ですものね。男女混合も可能にしてほしい……。
— ユリサナ XIIIXIII (うつ病無職男)彼女募集中 (@yurisana1313) August 2, 2022
東尾凛選手。出場できるようにしてあげたかったな。
決まりも時代に合わせて臨機応変にしなければならない。#NewsZERO
— SeiichiTakase (@SeiichiTakase) July 15, 2022
2022年8月6日、甲子園に新しい風を吹き込む瞬間を、入場行進で見られるのかもしれませんね!
まとめ
今回は『高校野球(甲子園)入場行進の先導役決め方!東尾凛が選ばれた理由は?』としてまとめました。
高校野球甲子園大会の入場行進の先導役を決める公式の規定はなさそうですが、毎年その年にちなんだ出来事や学校から選出されていることがわかりました。
今年先導役に選ばれた東尾凛さんは、女子であるため公式戦には出られないながらも主将としてチームを引っ張ってきた存在です。
東尾凛さんの先導する入場行進は、甲子園に新たな風を送り込みそうな予感ですね。
今年の全国高校野球も楽しみです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。