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風の谷のナウシカ歌舞伎2022の評判はひどい?予習は必要?

2022年7月4日、東京歌舞伎座にて七月大歌舞伎が始まりました。

3部製となる演目の第3部には、宮崎駿さんの代表作『風の谷のナウシカ 上の巻ー白き魔女の戦記ー 』が上演され、歌舞伎に馴染みのない人でも親しみやすそうな演目ですよね。

実は『風の谷のナウシカ』は2019年に続き2度目の上演となります。

2019年の評判を見てみると”ひどい”や”難しい”という声があり、2022年の評判も気になりますね。

難しいということは事前予習が必要なんでしょうか?

 

そこで今回は『風の谷のナウシカ歌舞伎2022の評判はひどい?予習は必要?』としてリサーチします。

この記事でわかること

・風の谷のナウシカはひどい?
・風の谷のナウシカ歌舞伎2022の評判について
・風の谷のナウシカ歌舞伎2022の事前予習について

風の谷のナウシカ歌舞伎はひどい?

風の谷のナウシカが初めて上演されたのは2019年で、『ひどい』との声がありました。

 

正直言ってひどい。全く面白くありませんでした。
何が悪いのか。是は演劇ではない。役者が出てきて説明的なセリフを言って場面転換。その繰り返しだけなのです。立ち回りや、宙乗り、人形や子供など面白い要素は取り入れていますが、ドラマがどこにもない。これはひどいと思いました。
引用元:https://blog.goo.ne.jp/masasamm/e/6b66775381b3b4ecebf65d24d1e8cb31

やんわりとした批評から酷評までありますが、調べて見たところ、ビジュアルや歌舞伎特有の世界観と宮崎駿作品の世界観のギャップからの意見が多いようでした。

実際に中立の目線でこのような意見もあります。

確かに、歌舞伎には独自の表現方法があり、馴染みが薄かったり原作への思い入れが強い場合など受け入れがたいものがあるかもしれません。

ただ、その様な「風の谷のナウシカ歌舞伎ひどい」といった一部感想がありながらも、それ以上に高評価の口コミも多く見かけました。

・原作が大好きで、歌舞伎が大嫌いで、実写化も大嫌いなので、当然、面白いわけがないと思って、ボロカスに文句を言いながら旦那さんと見始めたら、不覚にも…超良くて、めっちゃくそ良くて、衣装も舞台装置?も、原作ともアニメとも全然違うのに、めっっちゃナウシカで、途中からずっと無言で見て、終わったら2人で「あ、あれ…?めっちゃ良くない…?」てなった。変なカツラかぶって、衣装は和服なのに!
いやぁ歌舞伎を〜舐めたらアカンのやな。。反省。

・よくぞ最後までやりました
何気に初のマンガ7巻までを2次媒体でやったのは初めてでしょう

引用元: https://filmarks.com/movies/95019

これらの意見から、「風の谷のナウシカ歌舞伎ひどい!」とならない為には、歌舞伎の世界観を保ちつつ、この壮大な宮崎駿作品との融合を理解した上で楽しむ事がポイントの様です。

風の谷のナウシカ歌舞伎2022の評判は?

では、風の谷のナウシカ歌舞伎2022の評判が気になりますよね。

今回は前回ナウシカを演じた尾上菊之助さんがクシャナを演じ、皇女クシャナの姿をより深く描いた作品になっていて、演者・演出、共に風の谷のナウシカ歌舞伎2022も好評のようです。

歌舞伎2022『風の谷のナウシカ』出演者(配役)の評判

出演者(配役)について特に評判が良かったのは次の3人です。

  1. 尾上菊之助
  2. 中村米吉
  3. 尾上丑之助

尾上菊之助さん演じるクシャナは哀しみを秘めた美しさと高貴さ、よく通る綺麗な声の評判が高いです。

前回演じたナウシカとはまた違う魅力で、初演をご覧になった方は更に楽しめるのではないでしょうか?

また、尾上菊之助さんに代わってナウシカを演じる中村米吉さんの評判もかなり高いです。

何より声が多いのは中村米吉さんが女性にしか見えない可愛らしさなのだとか。

歌舞伎には多くの女形がいて見慣れているはずの方々が、口々に絶賛する可愛さの中村米吉さん演じるナウシカは必見のようですよ。

そして!尾上菊之助さんの息子さんである尾上丑之助くん演じる、王蟲の精が「かわいい」を超えて「末恐ろしい」との口コミがある程の好演だそうです。

子役ではなく、役者だった」と、演技は圧巻だそうで、子役とはいえ尾上丑之助くんの表現力をリスペクトする声がある程です。

前回から出演者(配役)も変わり、雰囲気の変わった「風の谷のナウシカ」に仕上がっているようで評判は高いです。

歌舞伎2022『風の谷のナウシカ』演出の評判

歌舞伎では毎回志向を凝らした演出が楽しめますが、この壮大なテーマの宮崎駿作品「風の谷のナウシカ」をどのように表現するのかの演出も見ものです。

「風の谷のナウシカ歌舞伎2022」は初演の時より歌舞伎だった”との声があるように歌舞伎色が濃くなっているようです。

音楽、衣装、舞台セットなど、伝統的な要素はそのままに、プロジェクションマッピングなどの進化により描ける世界が広がった演出が素晴らしいそうです。

また、ナウシカのメーヴェによる宙乗りは見どころの一つですが、滞空時間が長いので間延びしてしまったのが残念との声がある半面、乗り方の演出でナウシカから風を感じるかのようだとの声もあり、やはり見どころに違いないですね!

タペストリー幕が歌舞伎座の大舞台に似合っていて感心したなどの声も多いように、いたるところで歌舞伎と宮崎駿作品が上手く融合している演出が必見のようです。

風の谷のナウシカ歌舞伎2022は難しい?予習は必要?

風の谷のナウシカ歌舞伎は映画バージョンではなく、原作を元として作られているため、予習をしないと難しいとの声があります。

確かに「難しい」や「予習をしておいた方が良い」との声もあるように、より深く楽しむ為にはやはり原作を読んでおくに越したことは無さそうです。

しかしだからと言って「今から予習なんて無理~」となる必要も無さそうです。

なんの予習も知識も無く見た方からも十分楽しめたとの声がありました!

口上でストーリーの説明もされますし、開演前にパンフレットを読んでおくだけでも十分に楽しめるようになっているそうですよ!

風の谷のナウシカ歌舞伎に興味はあるけど、難しそうと言う理由で躊躇されている方は、安心してご覧になってみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は『風の谷のナウシカ歌舞伎2022の評判はひどい?予習は必要?』としてまとめました。

「風の谷のナウシカ歌舞伎がひどい」との声があがる理由として、歌舞伎特有の世界観とジブリ作品の世界観とのギャップがあるようです。

あくまでも両世界の融合に理解を持つことで、より楽しめるものになるようです。

また、映画ではなく原作を元に作られているため、難しさを感じる方がいるかもしれませんが、予習が必須なことはなく、口上やパンフレットの情報を元に十分楽しめることが出来るようです。

ご興味のある方は、是非ご覧になってみてくださいね!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。